補綴術式マニュアル
カラーコードについて
Legacy 補綴コンポーネント用途一覧
Legacy 補綴コンポーネント チャート
補綴・技工器具
印象採得法
各パーツサイズ&カット限界
埋入時のHex方向の調整
ボールアタッチメント取り込み法
鋳接操作
カラーコードについて - Legacy System -
Legacyインプラントは、コンポーネントや専用ツールの選択を容易にするようカラーコードを設定しております。
インプラント 直径 |
ドリル |
コンポーネント |
ストレートアバットメント |
3.2mmD |
プラットホーム直径 |
アバットメント直径 |
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3.7mmD | プラットホーム直径 3.5mmD |
アバットメント直径 4.7mmD |
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4.2mmD | |||
4.7mmD | プラットホーム直径 4.5mmD |
アバットメント直径 5.7mmD |
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5.2mmD | |||
5.7mmD | プラットホーム直径 5.7mmD |
アバットメント直径 |
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7.0mmD |
補綴コンポーネント用途一覧 - Legacy System -
角度付ボールアタッチメントを可能にする 「アングルド用ボールトップ」 新発売!
アングルド用ボールトップは、既存の角度付スクリュー固定式アバットメントとの組み合わせで、「角度付ボールアタッチメント」の設計を可能にします。インプラントを大きく傾斜して埋入せざるを得ないケースに、相互の平行性を補正します。また、義歯の安定へのインプラント応用が増加する中、適応症の拡大につながります。
ご使用の際は、ベースとなるアバットメントを傾斜角度や、カラー部高さより選択頂き、さらにボールアタッチメントフィメールセットも合わせてご用意ください。
補綴コンポーネント チャート - Legacy System -
補綴・技工器具 - Legacy System -
1.25mmヘックスドライバー 先端が1.25mm径のHex(六角)。頭部に4mmスクエアを有し、トルクレンチとの併用でコンポーネントの最終締結に使用。
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トルクレンチ アバットメント、あるいは可撤式用コーピングの最終締結に使用。
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マルチトルクレンチ15-60Ncm アバットメント、あるいは可撤式用コーピングの最終締結に使用。 |
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アバットメントホルダー 先端にインプラント(またはアバットメント)アナログを連結し、さらにその先に形成・研磨するパーツを装着して操作する。 |
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ボールアバットメントツールセット ボールアバットメントを使用する際に、そのフィメールの操作に使用。
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印象採得法 - Legacy System -
インダイレクト(クローズドトレイ)法
ダイレクト(オープントレイ)法
ダイレクト(オープントレー)法では、トレーの外にスクリューが
貫通するため、トレーの外側から着脱操作できる構造となる。
各パーツサイズ&カット限界 - Legacy System -
各パーツサイズ
アバットメント/コーピング サイズ
カラー部高さ 1.0mm/2.0mm/3.0mmタイプ ストレート アバットメント |
カラー部高さ | カラー部直径 | 高さ |
1.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm |
6.5mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:4.7mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.7mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:6.5mm | |||
2.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 7.5mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:4.7mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.7mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:6.5mm | |||
3.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 8.5mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:4.7mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.7mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:6.5mm |
カラー部高さ
カラー部高さ カントゥアー アバットメント |
カラー部高さ | カラー部直径 | 高さ |
1.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 8.7mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:4.5mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.4mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:6.5mm | |||
2.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 9.7mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:4.5mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.4mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:6.5mm | |||
舌側は+1.5mm | |||
0.75mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 7.8mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:4.7mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.6mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:6.8mm |
|||
2.0mmタイプ |
プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 9.0mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:5.0mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.9mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:7.0mm |
舌側は+1.5mm
ナロータイプ/ワイドタイプ
ワイドラボ アバットメント |
カラー部高さ | カラー部直径 | 高さ |
1.0mmタイプ | プラットホーム 3.5mmD用:4.5mm 販売終了 |
8.7mm | |
プラットホーム 4.5mmD用:5.5mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:6.5mm | |||
2.3mmタイプ | プラットホーム 3.5mmD用:5.5mm | 8.7mm | |
プラットホーム 4.5mmD用:6.5mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:7.2mm |
ゴールド アバットメント |
カラー部高さ | カラー部直径 | 高さ |
1.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 8.3mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:4.7mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.7mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:6.5mm |
スクリュー固定式 |
カラー部高さ | カラー部直径 | 高さ |
1.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 8.8mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:5.0mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.0mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:5.7mm | |||
2.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 9.8mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:5.0mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.0mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:5.7mm | |||
4.0mmタイプ | プラットホーム 3.0mmD用:---mm | 11.8mm | |
プラットホーム 3.5mmD用:5.0mm | |||
プラットホーム 4.5mmD用:5.0mm | |||
プラットホーム 5.7mmD用:5.7mm |
カット限界(スクリューホールを確保できる限界)
埋入時のHex方向の調整 - Legacy System -
角度付アバットメントの方向付け
キャリア側面のディンプル(図1)やインサーションツール
先端のHex(図2)は、インプラント内部のHexの面の方向
に連動します。
※キャリア側面のディンプルやインサーションツールのHex
の面が唇側に向いた状態で埋入を終えると、角度付アバット
メントは口蓋側へ傾斜するよう装着できます。
※Hexの方向が適正であれば、下記の処置が容易になります。
ボールアタッチメント取り込み法 - Legacy System -
ラボサイドでの取り込み(トランスファー模型上でデンチャーを製作)
チェアサイドでの取り込み
鋳接操作 - Legacy System -
■STEP 1.作業模型の製作
通法に従い、アナログの植立された作業模型を製作します。
■STEP 2.作業模型の製作
金合金ベース(金60%、パラジウム20%、白金19%、イリジウム1%)とプラスチックシースで構成される鋳接用パーツを、付属のスクリューにて作業模型のアナログに装着します。対合歯とのクリアランスや傾斜角度による調整が必要であれば、プラスチック部分の削合を行います。ただし、最終的な補綴物に強度を持たせるよう十分な厚みは確保します。
さらに、プラスチック部に直接ワックスアップを施し、メタルフレームとなる形状に仕上げます。その際に、プラスチックシースと金合金ベースの境界をワックスにて覆います。また、金合金ベース上には陶材が焼き付きませんので、陶材で前装する場合は必ずワックスで覆う設計にします。
プラスチックシースの高さ以上に成形する場合は、ワキシング用の長いスクリューをスペーサーに使用し、ワックスパターンを延長します。
■STEP 3.スプルーの植立
メインスプルーをパターンで最も厚い部分に取り付けます。
さらに、補助スプルーを金合金ベースとプラスチックシースの境界線付近に、反対側にベントを取り付けます。(下図)
ベントの設置はガスの逃げ道として機能し、鋳造の際に合金の流れを助けます。
金合金ベース基底部のHex周囲に薄くワックスの層を築盛します。この層は焼却時の埋没材の熱膨張からHex部を保護し、さらに鋳造物の取り出しも容易にします。注意:基底部のHexに金属が鋳込まれないよう、必ずパターン部とワックスで繋げずに仕上げます。
鋳造後の取り出し時、あるいはスプルーカットの際の損傷を防止するため、リング内に複数のパターンを植立することはお勧めしません。
■STEP 4.埋没・焼却・鋳造
気泡が付着しないよう十分注意してパターンを埋没します。埋没材は高温鋳造に適した、リン酸塩系材料を推奨します。
パターン上のプラスチックやワックス、またはレジン材料が残留なく焼却されるよう、埋没材メーカーの指示に従います。
焼却は2段階加熱法で行います。
注意:鋳造温度は1288℃を超えないようにします。
トーチを使用しての鋳造においても、上記温度以上に加熱しないよう十分に注意してください。
メタルメーカーの指示に従い、鋳造を正確に行います。
鋳造用合金と陶材選択に関係する金合金ベースの熱膨張係数は、11.9のx10-6/℃(25-500℃)です。
鋳型が冷めたら鋳造物を取り出します。
■STEP 5.鋳型からの取出し・埋没材の除去・調整・研磨
鋳型からの取り出しは、鋳造物に損傷を与えないよう十分に注意を払って行います。埋没材の除去には、一般的に陶材焼付用合金に使用する溶解剤も有効です。
取り出した鋳造物を、アナログに装着します。連結したアナログを専用ホルダーに取り付けると、調整・研磨の際のハンドルとなります。
また、変形させてはいけない連結部を保護することにもなります。
■STEP 6.補綴物の完成
陶材焼付を行う際は、陶材メーカー指定の方法と温度設定に従ってください。
陶材は、鋳込んだ陶材焼付用合金上にのみ築盛します。
特に歯肉に接する部分の金属面は、通法に従って高度な研磨を施します。
注意:下部構造(インプラント、またはアバットメント)と接触する面は研磨しないでください。
■STEP 7.補綴物の装着
1.25mmのHexドライバーを用いトルクレンチにて30Ncmのトルクで下部構造に装着します。